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休診日
月曜、金曜、祝日

一般歯科

むし歯

なぜむし歯になるの?

むし歯とは、むし歯菌が作り出す酸によって歯のカルシウムが溶けだし、歯の中にむし歯菌が入り込んで歯質を破壊した状態を言います。(むし歯はむし歯菌の感染症なのです!)そのむし歯菌は歯の表面についた食べかすの中で繁殖し酸を作り出し、歯を溶かしてしまいます。だからご飯を食べたらきちんと歯を磨いて、むし歯菌の大好物の食べかすとむし歯菌を取り除いてしまう必要があるのです。また歯はむし歯菌に溶かされるだけでなく、食後はお口の中が酸性になり自然にも溶けています。これを「脱灰(だっかい)」と言います。お口の中では常にこの脱灰と再石灰化を繰り返しているのですが、酸性に傾いている時間が短ければ短いほど脱灰は少なくなります。歯を磨かない、何度もおやつを食べたりするのは歯を溶けやすい状態にしています。

原因がわかれば、対応策も可能です

むし歯菌に感染しない

歯を強くする

食べたら磨く

規則正しい食生活を

むし歯の進行段階について

自覚症状がなくてもむし歯はある

さて、むし歯になるメカニズムがわかったところで、「私は痛くないからむし歯は大丈夫!」と、思っている方はいませんか?神経の残っている歯はある程度むし歯が大きくなると痛みを感じますが、神経を抜いてしまう治療を受けた歯は、どれだけむし歯が大きくなっても痛みません。極端に言うと、ぼろぼろになっても痛くないのです。「神経を抜いた歯もむし歯になるのですか?」と尋ねられることもありますが、むし歯というのは歯自体の病気ですから神経の有無にかかわらずおこります。
歯科ではむし歯を4段階に分けています。むし歯かな?そうじゃないかな?というステージも含めると5段階になります。

【C0】初期のむし歯

症状

歯の一番表面にあるエナメル質が白く濁った状態です。溝の部分が茶色っぽくなることもありますが、見た目にはほとんど変化がありません。この段階では何もしません。するとしてもフッ素塗布くらい。徹底したブラッシングで様子をみます。

【C1】エナメル質のむし歯

症状

酸がエナメル質を溶かし穴が空いています。細菌が内部に進入しているので、ブラッシングやフッ素塗布では根本的な治療に結びつきません。痛みや違和感などの自覚症状もほとんどありません。この段階では、簡単な治療で済みます。

【C2】象牙質のむし歯

症状

エナメル質の下の象牙質まで達したむし歯です。痛みのないこともありますが、しみたりすることもあります。象牙質はある程度厚みをもっているので、どこの深さまで侵されているかによって治療が変わってきますが、多くは詰め物で済ませることが出来ます。広範囲にわたっているとかぶせる必要も生じてきます。

【C3】神経まで侵されたむし歯

症状

象牙質の中にある歯髄も細菌感染しています。歯髄には血管や神経が含まれているため、炎症によって激しい痛みが起こったり、知覚過敏が生じたりします。歯髄炎と呼ばれる症状です。痛みも伴いますし、神経を取ってかぶせてしまわなければいけません。

【C4】歯の根まで達したむし歯

症状

歯髄炎を放置すると、どこかの段階で痛みは消失します。これは細菌によって歯の神経が失われたためです。しかし、治ったわけではないので、放置していると根の先に炎症が起こります。最悪のケースでは顎の骨にまで細菌が感染するケースもあります。抜歯しか手がありません。

当院で行っているむし歯治療

このようにむし歯は、「C0」以外はほとんどの場合、最終的には詰め物をつめたり、被せ物をかぶせるという方法になります。
しかし、一言で「つめる・かぶせる」と言っても、さまざま種類があります。

治療の流れ

  • Flow01

    むし歯を削ります

  • Flow02

    必要に応じて
    神経を取り除きます

  • Flow03

    型をとります

  • Flow04

    技工所で装着物を製作します

  • Flow05

    装着します

当院で扱っている被せ物・詰め物

保険の被せ物・詰め物

銀歯

健康保険が適用できます。他の素材に比べ、汚れが取れにくいのでむし歯の再発のリスクが増えます。またそれほど安定した材料ではないので、金属アレルギーの危険性が高くなります。

CAD/CAM冠

保険適用です。歯科ではコンピューターで設計加工されたかぶせ物のことをさします。プラスチックの性質を併せ持つので、吸水性があるため変色もしますし、かみ合わせの力によって擦り減ってしまうなど強度的にも万全ではありません。特殊な場合を除いて小臼歯にのみ使用されます。

レジン

型をとらないで直接歯につめます。健康保険の適用で治療が可能。大きなむし歯には不向きです。

自費の被せ物・詰め物

セラミック

色が白く、大変美しく仕上がります。自分の歯の色に合わせて作ることができますので、適切に作ればほとんど自分の歯と見分けがつきません。変色も起こりません。患者さんにすれば≪白い歯≫というのが一番の魅力かもしれません。専門家の立場からは、以下のことのほうが大切だと考えています。

  1. 汚れが付きにくいこと、すなわち二次カリエスと言ってかぶせ物と歯の境目からむし歯になるリスクが減ること
  2. 変化の激しいお口の中の環境で化学的に安定した材料であること
  3. 硬さがあり、噛み合わせが狂いにくいこと

メリット

  • 見た目は天然歯のように透明感があり、自然な色合いを再現できる。
  • 長期使用した場合でも変色に強い素材。
  • 汚れに強い素材。
  • 金属アレルギーの心配がない。
  • 加工しやすい素材のため、精密さにこだわった治療ができる。

デメリット

  • 強い衝撃で破折・破損してしまうことがある。
  • 奥歯のように噛む力が特に強い歯には使用が難しい素材。
  • 強度を保つために、銀歯に比べると、歯を削る量がやや多くなる。
  • 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) 44,000~110,000円
治療期間 1~3ヶ月
治療回数 2~7回

ゴールド

金で作製する素材です。非常に強度が高いため、奥歯のように噛み合う箇所に適しています。多少目立ちますが、とても適合がよく、むし歯が再発しにくい素材です。化学的にも安定しています。

メリット

  • 保険適用の素材に比べ、丈夫で柔軟性が高い素材。
  • 人体との適合性が高いので、むし歯になりにくい素材。
  • 奥歯のように噛む力が特に強い歯の使用に向いている。
  • 錆びないので、長期的に使用できる。
  • 加工がしやすく、あらゆる歯型に対応できる。

デメリット

  • 装着中は天然歯と見た目を比べると、違和感を覚える。
  • 輝きがあり、口を大きく開けると目立つことがある。
  • 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) 44,000~88,000円
治療期間 1~3ヶ月
治療回数 2~7回

当院ではその他の詰め物・被せ物も扱っております

当院では、患者さんの症状やご要望に応えられるよう、様々な詰め物・被せ物を扱っております。それぞれメリット・デメリット・料金等、患者さんが知りたい情報をきちんと説明させていただいた上で、ご提案いたします。お気軽にご相談ください。

材料による3つの違い

詰め物・被せ物(冠・クラウン)には、使用する材料により、主に3つの点で違いがあります。

1.美しさ(白くて自然な美しさ)

小さなつめものでも、大きく口を開けて笑うとやはり見えています。その点、セラミックは白く美しいため、周りの人に気づかれることもほとんどありません。歯の色は人によって異なるのですが、かなり精密に色の違いを合わせることができます。変色することもありません。

美しさなら断然セラミック
セラミック

周りに気づかれない美しい白さ

銀歯

大きく口を開けると見えてしまうことも

2.再発リスク(二次むし歯の危険性)

つめものや冠は、歯との隙間にプラークがたまりやすく、むし歯が再発することもあります(二次むし歯)。このリスクが最も少ないのがゴールド。適度なやわらかさがあり、隙間もピッタリです。またセラミックやゴールドは汚れのつきにくい素材です。

ゴールドなら隙間にもピッタリ
ゴールド

適度に柔らかいので隙間にもピッタリ

銀歯

長年の使用で段差ができることも

3.安全性(金属アレルギー)

歯科用の金属は少しずつ溶け出して、金属アレルギーの原因になることもあります。オールセラミックなら金属を一切つかっていないので安心です。ゴールドも金属アレルギーになりにくい素材です。

ゴールドは酸に溶けにくい素材です(それぞれ強い酸に1分間つけてみると…)
ゴールド

ほとんど変化なし。酸に溶けにくい

銀歯

金属イオンが溶け出し、真っ黒に酸化

小児歯科

子どものむし歯は、子どもの将来の生活に大きな影響を与えてしまうことがあります。むし歯があると、食べものがあまりよく噛めないため、体に与える影響はもちろん、顎の発育不全などの原因になります。またひどいむし歯を放置すると、永久歯が生えてきた時に、決められた場所に生えることが出来ず、歯並びが悪くなったり、また、乳歯の下にある永久歯の芽にも悪い影響を与えます。
こうした色々な悪影響を避けるためにも予防や、むし歯の早期発見、早期治療をし、お子さんの口の健康管理をしていきます。お子さんのむし歯予防、むし歯治療、歯並びの治療を行い、3年後、5年後、大人になった時のことまでを考え、丈夫な乳歯を育てることで、健全な永久歯の育成へと繋がる手助けをします。一生健康な歯で食べられるようにするためには、子どもの頃からのお口のケアは大変重要です。

お子さんがむし歯になってしまう原因

歯磨きを毎日頑張っていても、むし歯になるお子さんがいらっしゃいます。それは、むし歯の発症リスクは「歯の質」「糖質」「細菌」の3つが大きく関係しているからです。つまり、歯質が良くて、歯みがきを丁寧に行っていても、甘いものをたくさん摂取しているお子さんは、むし歯になる可能性は高いままなのです。徹底的なむし歯対策には、おやつを1日に何回も食べたり、ジュースを沢山飲んだりするような習慣を止めることも大切です。

当院で行っている小児予防

  • 歯磨き指導

    歯磨きはむし歯予防の基本ですから、お子さんが楽しく歯磨きできるようにやさしくわかりやすく指導します。また保護者の方への仕上げ磨きのポイントもアドバイスいたします。

  • シーラント

    歯の溝が深いことでむし歯リスクが高い部位を、シーラント(医療用のプラスチック)であらかじめ埋める処置です。むし歯予防に役立つので定期的にご利用ください。

  • フッ素塗布

    フッ素はミネラルの一種ですが、歯質を強くしてむし歯に溶かされにくい歯を作る作用があります。そのため歯科医院のフッ素塗布はむし歯予防に役立ちます。

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